「いくら最新の安全機能を搭載しても、運転しているのはあくまでもドライバー」というのがMINIの「安全」に対するスタート地点です。「どんな時もドライバーがストレスなく、思い通りに、自由自在な走りができること」がまずベースにあり、その上でそんなドライバーを常に見守り、万が一の場合に備えて二重、三重に守る。ドライバー任せではなく、かといってテクノロジーオンリーでもない、ドライバーとMINIの共同作業で創り上げる安全性、それが「MINI SAFETY」の考え方です。

MINIの安全性能は、事故の予防である「ACTIVE SAFETY」と、被害を最小限に抑える「PASSIVE SAFETY」という2本の柱から成り立っています。

「ACTIVE SAFETY」で事故を未然に防ぐ

ドライビング・アシスト

ドライピング・アシストはドライバーの「不注意」を防いでくれる機能。ボディ前部のカメラが前方の車や歩行者との距離を測定し、衝突の危険を察知すると、

1. 警告を発し
2. ブレーキ圧の調整で急ブレーキ時の反応を早めておき準備
3. 万一の際には車が自動でブレーキ機能を作動させる

という3つの動作で衝突を未然に防ぎます。

ACC（アクティブ・クルーズ・コントロール）

ACCは希望速度を設定しておくと一定の速度をキープしてくれる「クルーズ・コントロール」に、前方車両との車間距離を保ってくれる機能をプラスしたものです。もちろんドライバーがハンドル操作をする必要がありますが、渋滞時や高速道路の走行時などの疲労軽減に効果を発揮します。

DSC（ダイナミック・スタビリティ・コントロール）

DSCはスピードの出し過ぎやハンドル操作のミスなどによる車の挙動の乱れを調整してくれる機能です。車が車線を逸脱したことを検出するとエンジンの出力トルクと4輪それぞれにかかるブレーキの量を調整して車体を安定させます。

アダプティブLEDヘッドライト

ヘッドライトを進行方向に合わせて動かし、常に前方を最適な明るさで照らすのがアダプティブLEDヘッドライトです。さらにMINIの速度と乗っている人の重量、荷物の重量などを元に路面に対するライトの角度まで調整してくれます。

「PASSIVE SAFETY」で万が一の事故の時の被害を最小限に

どんなに気をつけていても事故に遭う危険性はゼロではありません。そんな時被害を最小限に食い止めてくれるのが「PASSIVE SAFETY」です。

高剛性シャーシ

MINIのボディの安全性は、ヨーロッパの厳しい公的衝撃テスト「ユーロNCAP」で最高の5ツ星を獲得しています。高い剛性のシャーシでドライバーや乗っている人を守るだけではなく、衝撃吸収のための「折りたたみ式」の構造を採用することで、歩行者へぶつかってしまった時の衝撃を和らげ、被害を軽減します。

高速エアバッグ

最大8個（MINI Convertibleは6個）の安全センサー付きエアバッグは、各席のシートの位置、シートベルトの着用状況、衝撃の方向や強さをモニターして「膨らむ速さ」を調節します。またサイド・カーテン・エアバッグはすぐにはしぼまず長時間開き続けるので、玉突き事故などによる複数回の衝突などからも車内を守ってくれるのです。

クラッシュセンサーシステム

クラッシュセンサーシステムは事故が起こってしまった場合、次のアクションをしやすくしたり、更なる危険を防止してくれる機能です。衝突を感知した瞬間、全てのドアロックを自動的に解除し、ハザードランプを作動させて乗っている人の避難、後ろからくる車への告知をします。また燃料ポンプを遮断して万が一の爆発・炎上も防止してくれます。

MINI SOSコール

エアバッグが飛び出すような事故が起こってしまった場合、ドライバーや乗っている人が冷静にいられるとは限りません。そこでMINIは車から自動的にSOSコールを発信。コール・センターと音声でつながり、車の位置情報や衝突の状況などの情報を送信してくれます。そのため的確でスピーディーな事故対応、救急対応が可能になるのです。

MINIの安全装備は決して「俺が守ってやる」といった押しつけがましいものではなく、普段は優しく見守り、いざという時はしっかりと守り抜いてくれる頼もしい「保護者」のような存在です。そんな「MINI SAFETY」に身を委ね、ドライビングを楽しんでみてはいかがでしょうか。