TotoBMW BMW コラム COLUMN TotoBMW BMW コラム COLUMN


まだあまり馴染みのないGKLというカテゴリー。一体どのようなものなのでしょうか。

BMWの最高級ラグジュアリーカー・セグメント

GKLとはBMWの最高級ラグジュアリーカー・セグメントのことを指します。お客様にBMWの走り、快適、デザイン、サービス・・・、すべての「最高」を体感していただくことを目的として設定されました。

BMW GKL(ドイツ語でGrand Klasseの略)

GKLとはドイツ語のGrand Klasse(グラン・クラッセ、最上級クラスの意)を略です。新幹線に従来のグリーン車を超える最上級の「Gran Class(グラン・クラス)が設定されていますが、考え方やコンセプトには共通する部分があります。

7シリーズ・8シリーズ・X7で構成される

GKLとして扱われるのは、

  • 7シリーズ
  • 8シリーズ
  • X7

といったTOP of BMWともいうべき3車種。いずれもBMWが世界に誇るプレミアムカーです。

GKLの魅力

GKLを構成する7・8シリーズ・X7の魅力は、ラグジュアリーとスポーティーさが高次元で融合しているという点にあります。
その運動性能はスーパースポーツに勝るとも劣らないものがありながら、あらゆる道を、ドライバーとパッセンジャーは眉一つ動かさず、汗一つかかずにひたすら優雅に、快適に駆け抜けていく。
GKLはラグジュアリーなのに退屈さとは無縁の至高の世界にお客さまをご案内します。
そしてそれはドライビングの間だけにとどまりません。
車から降りたときに人々から浴びせかけられる羨望の眼差し、いつまでも眺めていたくなるデザイン、そして高級ホテルを思わせるディーラーのサービスに至るまで、ラグジュアリーでリッチな体験が続くのです。

GKLを構成する3つのTOP of BMW

「至高のラグジュアリーサルーン」7シリーズ

GKLカテゴリーの中で最もラグジュアリー性が高いのが、長年TOP of BMWとして君臨する7シリーズです。
伝家の宝刀、直列6気筒やV型8気筒だけではなく、「究極のエンジン」といわれるV型12気筒を搭載したモデルまで用意されるのは7シリーズのみ。
また環境と性能を両立させたPHEVもラインナップされています。

  • 740i Luxury
    740i Luxuryの心臓部には、635Csiなどに搭載されていた「ビッグシックス」を祖先とするBMW伝統の直6エンジンが採用されています。直列6気筒エンジンのメリットはなんといっても「振動の少なさ」と「スムーズで滑らかな吹け上がり」。
    これは直6エンジンが一列に並んだシリンダーがお互いの慣性力と偶力を打ち消す「完全バランス」型のエンジンであることによります。
    そしてこの振動の少なさと回転のスムーズさは高級車のエンジンとして最適。
    他メーカーがスペース効率の良さを優先してV6にその軸足を移した後も、BMWがかたくなに直6にこだわったのにはそんな理由があるのです。
    740i Luxuryにはそんな直列6気筒エンジンにターボを組み合わせ340ps/450Nmのパワーを発生。
    V8やV12モデルに比べるとパワーは控えめですが、エンジンがコンパクトな分鼻先が軽い「軽やかなラグジュアリーカー」ということができます。
  • 745e Luxury
    振動が少なく、滑らかな回転の上昇がメリットの直列6気筒エンジンに、こちらも振動がほとんどないモーターを組み合わせたラグジュアリーPHEV(プラグインハイブリッド)車、それが745e Luxuryです。
    ラグジュアリーPHEVセダンらしくモーターだけで粛々と走行することも出来ますし、アクセルを踏み込めばエンジンが始動。394ps/600Nmというパワーを解き放って素晴らしき走りのパフォーマンスを発揮します。
    そして特筆すべきなのはこの直6エンジンとモーターのシームレスで完璧な融合。
    エンジンの介入は余程気をつけていないといつ切り替わったのか分らないほどスムーズで、7シリーズの心臓として相応しい出来となっています。
  • M760Li xDrive V12 Excellence
    GKLの中でもM760Li xDrive V12 Excellenceが「別格」とされるのは、市販車としては最上、最高とされるV型12気筒エンジンを搭載しているからです。
    完全バランスとされる直列6気筒エンジンを「V型」に組み合わせたV12エンジンは、高級車のエンジンとしてベストな選択なのですが、ダウンサイジングの流れの中で高級車においてもV8+ツインターボが主流となり、採用されることが少なくなっているのが現状です。
    (※エンジンは1気筒あたりの排気量は500cc程度が最も効率が良いといわれています。つまり6気筒なら500cc×6で3,000cc、V8なら4,000cc、V12だと6,000cc前後がベストとなるわけです。そのためエンジンのダウンサイジングの波によりV12の採用が減っています。)
    その中でこのM社がチューニングを担当したV12エンジンは609ps/850Nmというスーパースポーツ並みのパワーを発生。
    しかしそのパワーを極限までジェントルに、そしてロングホイールベースの優雅なスタイルに融合させるM760Li xDrive V12 Excellenceは、GKLの中でも「格が違う」1台といえます。

「ダイナミクスとラグジュアリーの融合」8シリーズ

GKLの中で最もダイナミックな走りを実現し、その一方でクーペやカブリオレといった優雅で気品のあるスタイリングを持つのが8シリーズです。

  • 8シリーズ クーペ/カブリオレ
    BMWには635CSiという「世界一美しい」といわれたクーペが存在しました。
    その傑作クーペの現代版が8シリーズのクーペとカブリオレになります。
    その特徴は伸び伸びとして優雅なデザイン。
    そのボディラインは思わずため息が漏れるほど美しいものです。
    M850i xDrive クーペ/カブリオレともなればV8ツインパワー・ターボから530ps/750Nmのパワーを発生するのですが、そのパワーの出方には荒々しさはみじんもなく、あくまでもジェントルに走りを楽しむことが出来ます。
  • 8シリーズ グランクーペ
    クーペ/カブリオレの優雅さはそのままに、全長とホイールベースを伸張し、4ドア化することによって快適性を増したのが8シリーズのグランクーペです。
    優美+快適というラグジュアリーという単語の具現化のようなスタイリングと走り。
    「7シリーズではちょっとパブリックなイメージが強すぎて」という方にはプライベートな雰囲気を醸し出すベストな1台かもしれません。
  • M8 クーペ/カブリオレ/グランクーペ
    V12エンジンを積むM760Li xDrive V12 Excellenceが至高のラグジュアリーサルーンなら、「ダイナミクス+ラグジュアリーの頂点」といえるのがM8 クーペ/カブリオレ/グランクーペです。
    クーペ/カブリオレ/グランクーペの流麗なデザインはそのままに、BMW最強となるM社開発のS63B44B型エンジンが625ps/750Nmという途方もないパワーを絞り出し、ドライバーをレーシーな世界に誘います。
    しかしその走りはあくまでも優雅であり、100mを9秒台で走りきっても汗一つかかず、呼吸も乱さないスーパーアスリートのよう。
    まさに「究極のラグジュアリーカー」です。

「万能のラグジュアリーカー」X7

高級セダンのように快適に、そしてスポーツカーのようにダイナミックに走りを楽しみつつ、アウトドアシーンで出くわす未舗装路なども楽々とこなす。そんな万能のラグジュアリーカーがX7です。

  • X7 M50i
    全長5,165mm×全幅2,000mm×全高1835mm、2,580kgという堂々たるビッグボディであるにもかかわらず、530ps/750NmというハイパワーのV8ツイン・パワー・ターボエンジンで、0-100km/hを4.7秒というスポーツカー並の加速を見せるX7 M50i。
    おまけに7シリーズや8シリーズよりも約100mm高い最低地上高で、悪路も余裕でこなします。
    まさに「万能のラグジュアリーカー」といえるでしょう。

GKLとはBMWの技術の粋を結集させ、最高の走り、デザイン、快適性を兼ね備えた最高級ラグジュアリーカー・セグメントです。
ぜひ一度ディーラーを訪れて、GKLの世界観を味わってみてはいかがでしょうか。

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