BMW Team Studie BOB鈴木総監督 TotoBMWオリジナルBLOG BMW M Motorsport History

こんにちは。BMW Team StudieのBOB鈴木でございます。

なかなかコロナ禍の収束も見えず、まだまだ息苦しい時期が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

BMWとMotorsportの歴史、そしてM社とモータースポーツとの結びつきをお話しする本コラムもついに最終回となりました。

フォーミュラ1からの撤退後、一気に市販のBMWをベースとしたツーリングカーレースに舵を切ったBMW Motorsport社は伝統のル・マン24時間レースやドイツ人の誇りであり、BMWが生まれた場所であるニュルブルクリンク24時間レース等でも圧倒的なパフォーマンスを発揮し数々の輝かしい成績を残します。

今回は最終回でもありますので、日本国内でのBMWのレース活動の話をさせて下さい。
1994年にJTCCに名門Team Schnitzerが来日し成績もさることながら、チームとしての圧倒的なスタイリッシュさで日本のモータースポーツシーンに衝撃を与えました。

その後も全日本GT選手権やSUPER耐久シリーズ等でもE36M3N1やE46M3GTR、さらにはZ4Mクーペ等のレーシングカーが参戦しておりましたが、世界3大ツーリングカーレースと称され2005年から華々しく開幕したSUPER GTシリーズにBMWの姿はありませんでした。世界のどこのツーリングカーレースを観ても、BMWのいないレースなど、ほとんど観たことも聞いたこともない状況なのにです。

そこで我々Studie AGが立ち上がりました。今から13年前になります2008年に、まだ産声をあげたばかりの初音ミクをメインスポンサーに迎え、日本国内のJAF規定にて新たに作り上げたBMW E86型 Z4 M Coupeを用い「Studie&GLAD with Asada Racing」というチームにて参戦を開始しました。
2008年そして翌2009年と非常に苦しいシーズンが続きました。しかしながら一歩、一歩進化し前進している手応えはあり、最終的には初ポイントを上げる事が出来たことがシッカリと現在の活動の起源になっていると確信を持って言えます。

この時期ドイツ本国ではあらたにFIA GT3というカテゴリーが生まれ、BMWもそれに合わせたE89型Z4GT3というニューマシンを発表します。小さなZ4にE92M3に積まれているV8エンジンが搭載された非常に魅力的なマシンでした。

ここで我々は2010年の活動を1年休み、2011年よりこのZ4GT3で再戦する決断をしました。
ドライバーもチームスタッフも一新し、スポーティングディレクターとして元F1ドライバーである片山右京氏を迎え「GSR&Studie With Team UKYO」のDEBUTです。
2011年。開幕直前に東日本大震災に見舞われ大幅にスケジュールが遅れた大変な年でしたが、我々はシリーズ8戦のうち3勝を決め、BMW初のシリーズチャンピオンを獲得しました。これで様々な状況が一変し、ドイツのBMW Motorsport社、そして日本のBMW Japan社からサポートを受ける様になり、翌2012年はあらたにニューカーを購入しZ4GT3の二台体制での参戦を決めSUPER GT内でのBMWのアピールをより強めていきました。

そして、2014年。よりBMWカラーを強めた活動を共に闘おうとStudie AGとBMW Japan社とのコラボレーションチームであるBMW Sports Trophy Team Studieという新しいチームが立ち上がります。ドライバーにはル・マン24時間レースを制した荒聖治と、BMWワークスドライバーであるヨルグ・ミューラー氏を迎え入れました。同様の体制で2014年そして2015年を戦い、2016年からはBMW Motorsport社内でのポジションも上がりBMW Team Studie」というワークスチームのみが使用出来る名称を授かり、マシンも最新のBMW M6GT3に変更し新たに挑みました。
Toto BMW様にOfficial Partnerとして参画頂いたのもこの時期からとなります。

この年はオートバックス社が母体である鈴木亜久里氏率いるARTAも同じM6GT3での参戦となり、更にBMWのアピールを全面に押し出せるシーズンとなりました。翌2017年も同じ体勢で挑みましたが、今ひとつ結果振るわずで2008年から参戦し続けたSUPER GTでの活動は10年目のこの年でひとまず幕を閉じました。

我々BMW Team Studieは舞台をアジアに移し、新たなカテゴリーであるFIA GT4にニューカーであるBMW M4GT4の2台体制で2シーズン戦いました。ARTA社は2018年はM6GT3での参戦を継続しましたが、翌2019年は他ブランドの車両に入れ替えた為、2019年は久しぶりにBMWのいないSUPER GTになってしまった事は個人的に非常に反省しております。

そして、昨年である2020年に我々BMW Team Studieは再度SUPER GTの舞台に戻って参りました。荒聖治とタッグを組む山口智英というルーキードライバーの採用は、チームとしての新たなチャレンジとして今期も継続致します。更にアジアでチャンピオンを獲得し凱旋した二台のM4GT4は、SUPER耐久という新たなシーンでより市販車に近い形のモータースポーツ活動をアピール致しております。

そして、更に楽しみな話題と致しましてはM2CS racingというGT4よりも更に市販車に近い内容の新たなレーシングカーの存在です。従来のBMW Motorsport社ではなくM社本体が販売するレーシングカーと言うのも新しい手法で、今後これを日本国内でどう広めていくかと言うのをBMW Japan社と共にアイデアを集め検討している現状です。

最後はなんだかうちのMotorsport活動報告みたいになってしまいましたが(苦笑)これが日本のBMW Motorsport活動の歴史となります。

いかがだったでしょうか?楽しんで頂けたでしょうか?

今後も手綱を緩めることなく東都BMWそして湘南BMWと共にNIPPONのMotorsportシーンをBMWで盛り上げていきたいと思います。

BMWのレギュラーモデルがあってM SportがあってM PERFORMANCEモデルがあってMモデルがあります。

それのどのモデルもがMotorsportからのフィードバックを強く根幹に持った車輌です。それをアピールし紐付ける為にもMotorsportに携わるというのは非常に重要で大切な活動である事を最後に付け加えさせて下さい。

素人ゆえ非常に読みにくく解りにくい文章であったと思います。それでも最後までお読み頂けた事に心より感謝致します。

どうか今後ともToto BMWとShonan BMW、そして私共BMW Team Studieへの変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
有難うございました。

BMW Team Studie 代表兼監督
鈴木BOB康昭