BMW i に乗るという事は未来に乗ること
だと思います

BMW Team Studie 代表兼監督
Studie AG 代表取締役/CEO
鈴木 BOB 康昭

実際に i3 も i8 も初年度から所有し、トコトン走って、
そしてイジって来た率直な私の感想です。
子供達が安心して暮らせる地球にする為に自動車メーカーがよりクリーンなクルマを
作っていく事は もはや自動車を存続させる為の使命です。

しかしながら、それが運転して全く面白くないモノになってしまった時、
そこにBMWとしての存在意義はありませんし、
クルマそのものの魅力は激減し、単なる移動手段に成り下がってしまいます。
それに対するBMW 流の未来への提案、それが BMW i です。

i3 は見た目は非常にスマートで、一見可愛らしい様な印象に映りますが、
ステアリングを握り、 アクセルを踏み込んだ瞬間にその印象は一変します。

300kg 近いモーターそして電池を搭載していても、普通の乗用車と同じ車重にする為に
サンドイッチ式のカーボンボディが採用されています。
車両本体価格 500 万円そこそこのクルマにカーボンボディなんて聞いたことないです。
でも、それが i3 のハシリの良さを根幹から創り上げています。
その車重の軽さと低重心からくる i3 のスラロームは本当に感動しますよ。
100km/h 以下でしたら M Model にもヒケを取りません。

弊社にも当然たくさんの i3 ユーザー様達がいらっしゃいますが、
その方々のi3 に対するお気に入り具合、
そしてモチベーションの高さも M Model に匹敵する非常に高いモノです。
パフォーマンスが高いのでモチベーションが持続するんですね。

ココ大事なんです、特に電気自動車には。

Modify に関してはインテリアを中心に自分色に染めていく方が多いですね。
うちのデモカーは外装もコッテコテですけど(笑)

続いて i8 ですが、これぞ未来のスーパーカーです。
それも 10 年先ではなく 20 年先を見据えたスーパーカーです。
排気ガスを綺麗に、出来るだけ綺麗にする為に採用された
直列 3 気筒 1.5 リッターTurbo エンジンは 318i に搭載されているモノと同じエンジンです。
基本的にシリンダー数を少なくし排気量を少なく抑えると排気ガスは格段に綺麗になります。
しかし、ここに興味深いポイントが存在します。
318i は 136 馬力です。

しかしながら、i8 のソレは 241 馬力を発生しています。
つまり、エンジンは同じでも補機類や吸排気を i8 専用に開発し、
少ない排ガスのまま最大のパワーを絞り出している点に BMW の技術力に驚かされます。
そこに 140 馬力相当のモーターパワーが追加され、
i3 同様のサンドイッチ式カーボンボディの採用で 驚愕の1,500kg
そこそこのライトウェイトボディで走るワケですから速くないワケがありません。

デザインについては言うまでもありませんね。
どこにいても注目の的で、 シザードアを開けた時などは廻りから人が集まってきます。
気持ちいいですよ(笑)

昨今、世界中でこの i8 の Modify が加熱してきており、
様々な Modify Menu も揃ってきました。
イチオシは僕の i8 にも装着しているドイツ・アーヘンにある
AC Schnitzer(エーシー・シュニッツアー)です。
決して派手に大きく変更する内容ではないのですが、i8 がよりスポーティに、
そしてエレガントに変貌するプログラムです。

勿論、ノーマルのままでも十二分に楽しめる BMW i3 そして i8 ですが、
気に入ればいるほど、 自分色に染めたくなってくるのは、
通常の BMW や M Model と全く同じ傾向ですね。

文末にもう一度だけ最初の言葉を繰り返します。

BMW i に乗るという事は
未来に乗ることですっ!