目次
Xシリーズを代表するモデル、X3が、2024年11月にフルモデルチェンジをして登場しました。
第4世代となった新型X3は、デザインも機能も一新。最新のトレンドデザインやテクノロジーを取り入れた、次世代のクロスオーバーSUVとなっています。
本記事では、新型X3の特徴やグレード、先代モデルからの変更点などを詳しく解説していきます。
新型X3にご興味がある方は、必見です。
※新型X3についてはShonan/Toto BMWの公式YouTubeチャンネル内でもご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
最新 BMW X3 レビュー動画
【Product SHOW vol.3】BMW正規ディーラーセールスコンサルタントが解説します!
BMW X3とは
X3は、BMWが展開する「Xシリーズ」の中核を担うクロスオーバーSUVです。
「Xシリーズ」の中ではミドルクラスに分類され、「3シリーズ」のような高級感と、SUVらしい高い走行性能や実用性を兼ね備えたバランス型のSUVとなっています。
2004年の初代登場から20年以上続くロングセラーモデルで、世界はもちろん、日本国内でも高い人気があります。
新型BMW X3(G45)の注目ポイント
4代目となる新型X3は、現在のBMWのトレンドデザインや最新技術が反映されています。
新型X3の注目ポイントをまとめると、
- トレンドを取り入れたデザイン
- 全グレードに48Vマイルドハイブリッドを搭載
- 最新のBMW iDrive「BMWオペレーティング・システム9」を標準装備
となります。順に詳しく見ていきましょう。
トレンドを取り入れたデザイン
今回はフルモデルチェンジということで、先代からデザインが大きく変更されています。
ボディ全体に立体的なプレスラインが多く採用されており、上位モデルの「iX」や「XM」に近いシルエットとなっています。
また、インテリアデザインにも注目です。
運転席に乗り込むと、メーターパネルとコントロールパネルが一体となった「BMWカーブド・ディスプレイ」が目を惹きます。
フロントドアパネルやセンターコンソールには「アンビエント・ライト」を設置。ライトアップ効果によって、車内を特別な空間に演出します。
全グレードに48Vマイルドハイブリッドを搭載
新型X3は、すべてのグレードに48Vマイルドハイブリッドが搭載されています。
従来モデルと比べ発進直後や追い越し時の加速力に磨きがかかっているのはもちろん、燃費性能にも大きく貢献しています。
最新のBMW iDrive「BMWオペレーティング・システム9」 を標準装備
現在のBMWの車両は「BMWカーブド・ディスプレイ」を通して、タッチ操作や音声コントロールなどを行います。
これを可能にしているOSが「BMWオペレーティング・システム」です。
新型X3には、最新の「BMWオペレーティング・システム9」が搭載されており、さらに使いやすく進化しています。
新型BMW X3(G45)の特徴
ここからは、新型X3の特徴を、より詳しくご紹介していきます。
新型X3を映像で確認したいという方は、こちらもぜひご覧ください。
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エクステリア
先代よりもワイド化されたボディからは、「金属の塊から削り出したような」とアナウンスされているように、芸術的な造形美を感じます。
キドニーグリルには斜めのスリットが入れられた最新のデザインが採用されています。(X3 M50 xDriveは、スポーツ仕様のグリルが採用されます)
また、夜間に縁がライトアップされる「アイコニック・グロー」も採用されています。
リア周りを見てみると、プレスラインを極力減らし、テールライトの形状はT型へと変更されています。
ナンバープレートの取り付け位置もバンパーまで下げられ、より重量感のある仕上がりとなっています。
インテリア
大型の「BMWカーブド・ディスプレイ」が設置された車内は、シンプルで洗練された印象です。
ナビやメーターなどの運転に必要な情報はすべて大型のディスプレイに映し出されるため、運転中の視点の移動量も少なく、長時間の運転も快適に行えます。
コックピット周りやドアパネルには、車内を照らす「アンビエント・ライト」を配置。
シートや内装には、環境に配慮した「ヴィーガン・レザー」が採用され、サステナブルな一面も見せます。
収納能力
新型X3は5人乗り仕様で、リアシートは20:40:20の分割式です。
ラゲッジスペースは5人乗りの状態だと570L、リヤシートをすべて倒すと最大1,700Lまで拡大できます。
ラゲッジスペースの左右の壁面にはフックが取り付けられており、床下には収納スペースも設置。使い勝手も考慮された設計です。
ちなみにゴルフバッグですと、リアシートがある状態で2個、シートを倒せば3個収納できます。※ゴルフバッグの大きさにより収納能力が変化します。
こちらの動画内にゴルフバッグや荷物を収納しているシーンがございます。実車のサイズ感を把握したいという方は、こちらもご参考ください。
サイズ
新型X3のボディは、先代よりも3cm程長く、幅広になっています。
全高は150mm程低くなっており、走行中の空気抵抗の低減や、コーナリング中の安定感の向上に貢献しています。
新型X3(G45) | 先代X3(G01) | |
全長・全幅・全高(mm) | 4,755×1,920×1,660 | 4,720×1,890×1,675 |
ホイールベース(mm) | 2865 | 2865 |
ホイールベースの長さは同じですが、トレッド前後は新型X3の方が若干広く、先代よりもワイドに見えます。
パワートレイン・走行性能
新型X3のパワートレインは、以下の3種類のエンジンがラインナップされています。
- 2L直列4気筒ディーゼル(X3 20 xDrive xLine)
- 2L直列4気筒ガソリン(X3 20d xDrive M Sport)
- 3L直列6気筒ガソリン(X3 M50 xDrive)
これらのエンジンに、ターボと48Vマイルドハイブリッド、8速ATが組み合わされます。
低速域での加速や発進時は電気モーターがエンジンを後押しし、高速走行時やパワーが必要なシーンではターボが力を発揮します。
スポーツグレードのX3 M50 xDriveには、伝統の「シルキーシックス」エンジンが搭載されているため、静かで伸びのある加速フィーリングが体感できます。
また、スポーツ性能に優れた「アダプティブMサスペンション」や「Mスポーツブレーキ」なども備わっているため、走りにこだわる方にもご満足いただけます。
安全性能
新型X3は、安全性能も非常に優れています。
- アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
- レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)
- ペダル踏み間違い急発進抑制機能
- クロス・トラフィック・ウォーニング
これらの機能は全てのモデルに標準装備されているため、安心してお乗りいただけます。
また、「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト」や「パーキング・アシスト」などといった、ドライバーの負担を軽減する機能も備わっています。
デジタルテクノロジー
新型X3には、最新の「BMWオペレーティング・システム9」が搭載されています。
タッチパネルにはスマートフォンやタブレット端末のように機能アイコンが並べられており、使いたい機能をタッチするだけで簡単に立ち上げられます。
また、音声入力にも対応しているため、ハンドルから手を離さずに操作することも可能です。
さらに、専用のアプリを使ってスマートフォンをキー代わりに使えたり、「Amazonミュージック」や「Spotify」などといった、サードパーティが提供するアプリも利用することができます。
新型BMW X3(G45)のグレード
新型X3は、3種類のグレードが展開されています。
X3 20 xDrive xLine | X3 20d xDrive M Sport | X3 M50 xDrive | |
全長・全幅・全高(mm) | 4,755×1,920×1,660 | 4,755×1,920×1,660 | 4,755×1,920×1,660 |
ホイールベース(mm) | 2,865 | 2,865 | 2,865 |
最小回転半径(m) | 5.8 | 5.8 | 5.8 |
車両重量(kg) | 1,890 | 1,930 | 2,000 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 |
ラゲッジ容量(L) | 570(1,700L※後席シート収納時) | 570(1,700L※後席シート収納時) | 570(1,700L※後席シート収納時) |
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCガソリン | 直列4気筒DOHCディーゼル | 直列6気筒DOHCガソリン |
ターボ形式 | BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー(ツイン・スクロール・ターボチャージャー) | BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー(シーケンシャル・ツイン・ターボチャージャー) | M ツインパワー・ターボ・テクノロジー(ツイン・スクロール・ターボチャージャー) |
排気量(cc) | 1,998 | 1,995 | 2,997 |
最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 140〔190〕 / 5,000 | 145 〔197〕 / 4,000 | 280 〔381〕 / 5,500 |
最大トルク(Nm/rpm) | 310 / 1,500~4,000 | 400 / 1,500~2,750 | 540 / 1,900~4,800 |
ハイブリッド方式 | マイルド・ハイブリッド・テクノロジー | マイルド・ハイブリッド・テクノロジー | マイルド・ハイブリッド・テクノロジー |
モーター最高出力(kW〔ps〕/rpm) | 8 〔11〕/ 3,000 | 8 〔11〕/ 3,000 | 13 〔18〕/ 2,000 |
モーター最大トルク(Nm/rpm) | 25 / 500 | 25 / 500 | 200 / 0-500 |
WLTCモード燃費(km/L) | 13.1 | 16.3 | 11.9 |
車両本体価格(税込) | 798万円 | 858万円 | 998万円 |
※先代ではガソリンエンジン単体のモデルに「i」表記が付けられていましたが、近年はハイブリッドシステムの標準化が進んだため、本モデルから「i」表記は廃止。ディーゼルモデルのみ「d」の表記が付けられています。
X3 20 xDrive xLine
直列4気筒ガソリンエンジンを搭載するエントリーモデルです。
エントリーモデルとなっていますが、斜めにスリットが入ったキドニーグリルや「アイコニック・グロー」、大型の「BMWカーブド・ディスプレイ」などといった、新型X3のデザインや機能はしっかりと備えられています。
また、BMW独自の4WD技術「xDrive」も搭載。悪路での走破性の高さはもちろん、軽快なコーナリングフィールも実現しています。
WLTCモード燃費は13.1km/Lと、燃費が優れているのもポイントです。日常でも使いやすい、コストパフォーマンスに優れたモデルだと言えるでしょう。
X3 20d xDrive M Sport
ディーゼルエンジンとスポーツ仕様の足回りを搭載したグレードです。
専用の「アロイ・ホイール」や「コンビネーション・シート」を搭載し、スポーティな仕上がりとなっています。
ディーゼルエンジンとハイブリッドモーターが組み合わされているため、発進や加速は非常に軽快。アクセルペダルに足を添えた瞬間、リニアな加速感がご体感いただけます。
また、燃料は軽油で、WLTCモード燃費は16.3km/L。コストを大きく抑えられるのも本グレードの特長です。
スポーツサスペンションも搭載されており、ワインディングロードも軽快に駆け抜けられますので、走りを楽しみたい方にもご満足いただけます。
X3 M50 xDrive
直列6気筒ガソリンエンジンや、専用のスポーツサスペンション・ブレーキを搭載するハイパフォーマンスモデルです。
専用のキドニーグリルにはMモデルのロゴが設置され、リアエンドには4本出しのエキゾーストパイプを装備。随所にスポーティな要素が見られます。
また、インパネ周りやセンターコンソールのデザインは他グレードと共通ですが、収納スペースの中央にはMのロゴが入っています。
ハンドルはDシェイプの専用3本スポークステアリングとなり、頂点にはBMWのスポーツモデルに共通する赤い印が入っています。
伸びやかでストレスなく加速する「シルキーシックス」エンジンに、快適性とスポーツ性を両立した足回り。プレミアムなX3をお求めの方にぴったりのグレードだと言えるでしょう。
新型BMW X3(G45)はShonan/Toto BMWの各店舗でお求めいただけます
約7年ぶりのフルモデルチェンジによって生まれ変わった新型X3は、これまでの高い質感や走行性能を引き継ぎながら、現在のBMWのトレンドデザインや技術も上手く組み合わさったモデルです。
全グレードにマイルドハイブリッドが組み込まれ、余裕のある力強い走行性能を実現。「BMWカーブド・ディスプレイ」には最新のOSが組み込まれ、機能性も大幅に向上しています。
新型X3は次世代のプレミアムSUVとして、今後も「Xシリーズ」を牽引していく存在となるのは間違いないでしょう。
新型X3は、Shonan/Toto BMWの各店舗でも受付・販売を行っております。
また、Toto BMW 西東京本社やShonan BMW各店舗のショールームには、展示車両もございます。
ぜひ実車をご覧いただき、X3の魅力を肌で感じてみてください。
Shonan BMW 藤沢本社で「BMW X3 xDrive M50」の試乗ができます
現在Shonan BMW 藤沢本社に、X3 xDrive M50の試乗車がございます。
【試乗車有】New BMW X3 M50 – モトーレン湘南・東都
BMW伝統の「シルキーシックス」エンジンと、Mスポーツ専用の足回りを備えたハイパフォーマンスモデルの実力をお確かめいただけるチャンスです。
X3 xDrive M50はX3の最上位モデル。
ぜひ実際にハンドルを握り、高度なドライビングフィールや、デジタルテクノロジーの機能性をお確かめください。
※ご試乗を希望される方は、Shonan BMW 藤沢本社までお問い合わせください。
また、直接ショールームの方に足を運ぶのが困難な方は『TotoBMW WEBコンサルティング・システム』もぜひご活用ください。
『TotoBMW WEBコンサルティング・システム』は、弊社Toto BMWの専任コンサルティングスタッフが『Zoom』を用いてお車の情報を提供したり、購入のご相談をお受けしたりするサービスです。
ご自宅にいながら、ショールームでご相談しているようにお話しいただけます。