BMW購入後のメンテナンスは?費用や消耗品、おすすめのメンテナンスパックを紹介

BMWが日々のパフォーマンスを発揮するには、日々のメンテナンスが欠かせません。

しかしBMWは輸入車であるため、部位によっては専門の部品や技術が必要となることもあります。

そこで本記事では、BMWのメンテナンスに必要な部品や費用、おすすめのメンテナンスパックなどをご紹介していきます。

BMWの購入をご検討されている方や、購入後のメンテナンスについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

BMWのメンテナンスはどこで行うと良いの?

国産車であれば、ディーラーやカー用品店、町の整備工場などでメンテナンスが受けられます。また、知識や工具さえあれば、ご自身でメンテナンスすることも可能です。

一方、BMWは輸入車であるため、部品や整備方法が国産車と異なる場合があります。

そのため、BMWのメンテナンスを依頼する時は、きちんとBMWの分解整備ができる技術や設備を持っているところを探す必要があります。

具体的には、

  1. BMWや輸入車を専門で扱う整備工場
  2. BMW正規ディーラー

上記の2ヶ所で受けることになります。

ただし「1. BMWや輸入車を専門で扱う整備工場」は数自体が少ないため、お住まいの地域内では見つからないことがあります。

そのため、最寄りのBMW正規ディーラーで行うことをおすすめします。

 

BMWのメンテナンス費用は高い?

BMWのメンテナンス費用は、国産車と比べて費用が高いと思う方も多いのではないでしょうか。

確かにBMWのメンテナンス費用は、国産車と比べて高めの傾向です。

これはBMWの純正パーツはドイツからの輸入品であることや、交換に専門工具や設備を使う必要があるからです。

また、BMWの純正パーツは、一般的な品質基準よりも厳しい独自の品質基準に合格したものが使われています。※BMW自体が欧州車の中でも高品質な分類だと言われています。

  • 一定基準以上の品質の部品が使われている
  • ドイツ本国から輸入する必要がある
  • 交換には専用の技術や知識が必要である

上記の理由がある以上、どうしても国産車と比べるとメンテナンス費用が高くなってしまいます。

 

BMWの主な消耗部品の交換タイミング

BMWの主な消耗部品の交換頻度は、以下の通りとなります。

※BMW純正部品を使った場合となります。

エンジンオイル / オイルフィルター 15,000kmまたは1年毎
ワイパー・ブレード
ブレーキ・フルード 30,000kmまたは2〜3年毎
マイクロ・フィルター
ブレーキ・パッド 40,000kmまたは3〜4年毎
スパーク・プラグ 60,000kmまたは3〜4年毎
フューエル・フィルター
エアクリーナー・エレメント
ブレーキ・ディスク 80,000kmまたは4〜6年毎

走行距離や時間に応じて最適な交換タイミングを知らせてくれます

先ほどご紹介したように、部品によってそれぞれ交換タイミングが異なりますので、全ての部品を管理しようと思うと大変です。

そこで現在のBMWの各モデルには、センサーによって車両の状態を常時モニタリングし、適切なメンテナンス時期をお知らせする機能が付けられています。(サービス・インターバル・インジケータ)

また、それぞれの消耗品に対し、走行距離や時間を計算した上で最適な交換タイミングを算出するような機能も備わっています。(コンディション・ベースド・サービス(CBS))

さらに「My BMW」のアプリをお車と連動しておくと、メンテナンス時期が近付くとアプリやメールで知らせてくれます。(プロアクティブ・ケア)

常に最適なメンテナンス時期を知らせてくれるため、ドライバーは安心してBMWに乗り続けることができます。

 

BMWの基本的なメンテナンススケジュール

BMWを新車でご購入いただいた場合、基本的に次のようなメンテナンススケジュールでお車の状態を管理します。

  • 新車購入後1ヶ月:新車無償点検(BMWセカンド・ハンドオーバー)
  • 12ヶ月(1年):12ヶ月点検
  • 24ヶ月(2年)毎:24ヶ月点検/車検(新車購入後は36ヶ月目安)

上記以外に、走行距離や運転状況に応じてオーナー様自らが行う「日常点検」も行います。

具体的にどのようなメンテナンスなのか詳しく見ていきましょう。

新車購入後1ヶ月:新車無償点検(BMWセカンド・ハンドオーバー)

まず、新車購入後1ヶ月のタイミングで「BMWセカンド・ハンドオーバー」と呼ばれる新車無償点検を行います。

”2度目の納車”と言われるこのサービスは、点検だけではなく、納車時に説明の行き届かなかったことや、ドライブ中に気になったことをスタッフにご相談いただくことができます。

また、今後のメンテナンスについてもスタッフからご説明させていただきます。

具体的には、

  • ドライビング・コンサルティング
  • メンテナンス・アドバイス
  • アクセサリー・コンサルティング

この3項目に分けてアドバイスが行われます。

「ドライビング・コンサルティング」は、お車の説明やナビや音声認識、My BMWアプリやBMWコネクテッド・ドライブなどの各機能の説明を行います。

「メンテナンス・アドバイス」は、定期的なメンテナンスについてのアドバイスや、次回整備のご案内などを行います。

そして「アクセサリー・コンサルティング」では、純正パーツやアクセサリーのご案内をご紹介します。

12ヶ月(1 年):12ヶ月点検

新車点検が行われた後は、1年毎に12ヶ月点検を行います。

こちらは「法定12ヶ月点検」と呼ばれる点検で、1年に「自動車点検基準」で定められている26項目を基本に点検が行われます。

また、BMWの「コンディション・ベースド・サービス(CBS)」が表示された際は、BMWの定めた点検整備も行われます。

24ヶ月(2年)毎:24ヶ月点検/車検(新車購入後は36ヶ月目安)

24ヶ月点検/車検は、新車購入後であれば3年(36ヶ月)、それ以降は2年(24ヶ月)毎に行われます。

また、車検時も「コンディション・ベースド・サービス(CBS)」が表示された際は、BMWの定める点検整備が行われます。

日常点検

日常点検は、オーナー様が自ら行う点検です。道路運送車両法で義務付けられており、お車を所有する方は必ず行わなければいけません。

ただし、プロの整備士が行うような難しい点検ではなく、あくまで日常的に行える簡単な項目です。

点検項目は、ウォッシャー液やブレーキフルード、エンジンオイルなどがあります。

日常点検の方法についても、お気軽にBMWの正規ディーラーまでご相談ください。

冬や夏の前:シーズン・イン・チェック

法定点検や日常点検以外に、サマーシーズンやウインターシーズン前に行う「シーズン・イン・チェック」もあります。

基本的な27項目に加え、エアコンの作動チェックやタイヤの残り溝の確認なども行われます。

こちらのサービスは、レジャーや旅行などの前にお受けいただくことをおすすめします。

 

BMWの基本メンテナンスパッケージ

ここからは、BMWの基本的なメンテナンスパッケージについてご紹介していきます。

BMWサービス・インクルーシブ

BMWサービス・インクルーシブは、新車購入時に3年間無償で受けられるメンテナンスサービスです。

・エンジン・オイル/フィルター交換

・マイクロ・フィルター交換

・ブレーキ液交換

・スパーク・プラグ交換

・ワイパー・ブレード交換

・エア・クリーナー・エレメント交換

・車両チェック(BMW指定点検)

・法定1年定期点検

・アドブルーの補充

上記の項目を、コンディション・ベースド・サービス(CBS)が表示された時や、BMWの定める点検時期が訪れた際に受けることができます。

また、BMWサービス・インクルーシブには、

  • BMWセカンド・ハンドオーバー(新車無償点検)
  • お出かけ前チェック
  • BMWエマージェンシー・サービス
  • タイヤ&キー補償

こちらのサービスも付帯しています。

さらに、2年間延長するプランも備え付けられているため、長く安心してお乗りいただけます。

BMWサービス・コンプリート

先ほどご紹介したBMWサービス・インクルーシブよりも、さらにサポート範囲が広いメンテナンスサービスです。

BMWサービス・インクルーシブとは別契約となりますが、ブレーキパッドやファンベルト、地図データのアップデートなどのサービスも受けることができます。

また、ワンランク上の「プレミアム・プラン」を契約いただくと、ブレーキディスクやバッテリー交換、車検費用のサポートサービスも受けられます。

BMWバリュー・サービス(6年目以降〜)

車齢6年目以降のBMWに乗られている方向けのメンテナンスサービスです。

こちらは交換頻度の高いBMWの純正パーツと、その作業工賃を20%OFFの料金でご利用いただけます。

長くBMWに乗り続けたいとお考えの方や、中古のBMWを購入した方におすすめのサービスだと言えるでしょう。

※Mモデルは対象外となります。

※一部実施されていない店舗もございます。

 

BMWのメンテナンスに関するQ&A

ディーゼルモデルのメンテナンス方法は?

ディーゼルモデルのメンテナンスは、基本的にガソリンモデルと変わりません。

ただし、次の項目のメンテナンスが必要です。

  • アドブルーの補充
  • DPFフィルターのクリーニング

アドブルーはクリーンディーゼルに欠かせない消耗品で、およそ1000km走行すると1L消費します。

アドブルーの残量は、お車に備え付けられているモニターから確認が行えますし、基準値を下回ると、自動で知らせてくれるようにもなっています。警告が表示されたら、ご自身もしくは最寄りのBMWディーラーで補充を行いましょう。

DPFフィルターのクリーニングは、25,000km〜30,000kmに1度行う必要があります。クリーニングには専門の技術が必要であるため、最寄りの整備工場やBMWディーラーにお問い合わせください。

10万キロ走行時のメンテナンスは?

一般的な消耗部品に関しては、コンディション・ベースド・サービス(CBS)の表示や定期点検の際に交換していれば問題ありません。

ただし、走行距離が10万キロに達すると、どうしてもエンジンや足回りの動きが悪くなってきます。

また、 イグニッションコイルやフューエルポンプなどの電器類の消耗品、エンジンマウントやドライブシャフト、ブッシュ類やブレーキホースなども劣化してきます。

少しでも気になる部分が出てきたら、最寄りのBMWの正規ディーラーで診断を受けるようにしましょう。

 

BMWのメンテナンスは専門技術や純正部品が揃った正規ディーラーで!

BMWはヨーロッパ車の中でも比較的高品質なお車に分類されています。

お車の本来の性能を発揮させるには、一定の品質が保証されたパーツを使用し、日々のメンテナンスでコンディションを保つ必要があります。

Shonan/Toto BMWの各店舗でも、BMWの各種メンテナンスを承っております。

BMWマイスターをはじめ、専門技術を持ったスタッフがメンテナンスを行いますので、安心してお任せいただけます。

また、日常点検方法や項目についても、専門のスタッフが丁寧にご説明させていただきます。

BMWのメンテナンスについて気になることがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ライター情報

BMW Column編集部

BMW Column編集部です。 このコラムでは、車にまつわる情報、BMWに関する面白くてタメになる知識を発信していきます。ぜひ更新を楽しみにしていてください♪