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オープンカーと言えば、ほとんどがスポーツタイプの2人乗りというイメージが強いかもしれません。
2人乗りの車は、ソロでのドライブや恋人とのデートなどに最適ですが、スペースに限りがあるため、どうしても実用面は劣りがちになります。
BMWでは、4人乗りのオープンカーもご用意いたしております。
4人乗りであれば、後部座席に人を乗せるのはもちろん、ちょっとした荷物を置くことも可能。実用面も優れているため、カーライフの幅が一気に広がります。
そこでこの記事では、贅沢なモデルとしてだけではなく、実用性も兼ねたBMWの4人乗りオープンカーについてご紹介します。
日本では4人乗りオープンカー自体が珍しくなっている
現行日本で販売されているオープンカーは「マツダ ロードスター」「ダイハツ コペン」「レクサス LC500 コンバーチブル」など、限られたモデルとなります。
その中で4人乗りオープンカーとして販売されているのは「レクサス LC500 コンバーチブル」のみ。
日本ではオープンカー自体の需要が少なく、「レクサス LC500 コンバーチブル」が登場するまでは、10年程日本車の4人乗りオープンカーの販売はありませんでした。
しかし輸入車に目を向けてみると、「メルセデス・ベンツ Cクラス カブリオレ」「ポルシェ911 カマロ カブリオレ」「シボレー カマロ コンバーチブル」など、セダンやクーペにオープン仕様が用意されているというケースも少なくありません。
これらの輸入車は日本市場にも流通しており、実用性を備えたオープンモデルとして多くの方に受け入れられています。
「オープンカー」の呼び方について
オープンカーは「ルーフが開閉できるモデル」を表しますが、「コンバーチブル」「カブリオレ」「ロードスター」「スパイダー」などといった、別の呼び名も持っています。
- オープンカー・・・和製英語（open + car）
- コンバーチブル・・・英語（convertible＝変えられる、改造できる）
- カブリオレ・・・フランス / ドイツ語（convertible（仏） / KCabriolett（独）＝屋根が開閉できる幌馬車）
「ロードスター」や「スパイダー」は、オープンタイプのスポーツカーに使われます。
BMWはドイツのメーカーであるため、オープンモデルを「カブリオレ」と呼び、一部スポーツタイプは「ロードスター」と呼んでいます。
ちなみにBMW MINIは、先代の「ローバー mini」が、もともとイギリスのメーカーでしたので、英語圏の呼び方「コンバーチブル」が使われています。
BMWの4人乗りオープンカー
現在BMWから販売されている4人乗りオープンモデルは、以下の2シリーズがあります。
- 4シリーズ
- 8シリーズ
過去には2・6シリーズにもカブリオレが展開されていましたが、現在は生産終了となっています。
また、4・8シリーズには、スポーツグレードの「Mシリーズ」にもオープンモデルが展開されています。
4シリーズ カブリオレ
スポーツクーペらしい洗練されたデザインと、低くワイドなボディを持つモデル。3シリーズ カブリオレの後継車として2014年に登場しました。
現在は2020年に登場した2代目となり、ルーフはハードトップからソフトトップに変更されています。
4シリーズ用に設計されたキャンバス製ソフトトップは、流れるようなルーフラインを描く形状が特徴的。閉じた状態でもスタイリッシュなデザインを保ってくれます。
ソフトトップは約18秒でフルオープンにすることができます。
また、スポーツグレードの「M4 カブリオレ」は、510馬力を出力するV6ツインターボエンジンと8速Mステップトロニックを搭載するハイスペックモデル。
起伏のあるボンネットや、吊り上がったヘッドライト、縦に大きく開いたキドニーグリルなど、アグレッシブなデザインとなっています。
4シリーズ カブリオレのグレード展開
| 420i カブリオレ M Sport | 7,600,000円 |
| M440i xDrive カブリオレ | 11,460,000円 |
| M4 Competition M xDrive カブリオレ | 15,000,000円 |
8シリーズ カブリオレ
BMWの最高級クーペに位置付けられる8シリーズのオープンモデルです。
クーペらしいロングノーズ・ショートデッキを採用しており、流麗なボディデザインが特徴的な一台となっています。現在は2018年に登場した2代目となります。
ワイドボディにV6・V8ツインパワーターボエンジンを搭載しており、オープンモデルでありながらも力強い走行性能を実現しています。
BMWの「最高峰ドライビング・ラグジュアリー」を体現している最高級のオープンモデルと言えるでしょう。
また、「M8 カブリオレ」は、8シリーズのラグジュアリーな雰囲気に、BMWのスポーツモデルの遺伝子が融合したモデルとなっています。
625馬力を叩き出すV8ツインターボエンジンの加速力は、まさに異次元の領域。スーパーカーにも負けない性能をオープンスタイルでお楽しみいただけます。
8シリーズ カブリオレのグレード展開
| 840i カブリオレ Exclusive M Sport | 14,600,000円 |
| M850i xDrive カブリオレ | 19,480,000円 |
| M8 Competition カブリオレ | 26,380,000円 |
BMWの2人乗りオープンカー
BMWには、2人乗りのオープンカーもラインナップされています。
代表車種は、以下の2種類となります。
- Z4
- i8 ロードスター ※2020年に生産終了
Zシリーズは、シリーズを通してオープン仕様のモデルとなっており、現在は「Z4」が販売されています。
また、2020年に生産終了したプラグイン・ハイブリッド・スポーツ「i8」もオープンモデルが販売されていました。
Z4
BMWらしい美しいボディデザインと、純粋なスポーツカーとして楽しめるハンドリング性能を持ち合わせたモデル。
電動ソフトトップは約10秒で開閉可能で、気軽に思いついた時にオープン状態をお楽しみただけるのが魅力です。
また、低い乗車位置を持つため、まるでレーシングカーに乗っているかのような感覚もお楽しみいただけます。
ドライビング・アシストも充実しているため、初めてオープンモデルをお選びいただく方にもおすすめです。
Z4のグレード展開
| Z4 sDrive20i M Sport | 7,600,000円 |
| Z4 M40i | 9,120,000円 |
i8ロードスター
BMWのプラグイン・ハイブリッドスポーツモデルの「i8」にも、オープンモデルがラインナップされていました。
独特なフォルムとガルウイングを搭載したベースモデルから、ルーフもオープンできる斬新なモデルとなっています。
心臓部は直列3気筒エンジンに電気モーターが組み合わせられており、0-100km/h加速は約4.6秒。
数字だけ見ると見劣りするかもしれませんが、軽量ボディーに電気モーターが後押しする走り出しの加速力は「i8」の持ち味だと言えるでしょう。
ほかのモデルでは決して体感することのできない「駆けぬける歓び」を持つ特別なモデルとなっています。
「爽快感」をプラスした新しい「駆けぬける歓び」を
日本メーカーではほとんど販売されていない4人乗りのオープンカー。BMWでは、4・8シリーズに展開されており、日本でも販売されています。
基本的にはクーペモデルをベースとし、デザインを損なわないオリジナルのソフトトップが採用されていますので、オープン状態でなくとも十分ご満足いただけます。
今回ご紹介した中から気になるモデルを見つけてみてください。
また、Shonan/Toto BMWでは、各種オープンモデルのご試乗も承っております。
実際にオープン状態でハンドルを握っていただき、爽快感をプラスした「駆けぬける歓び」をご体感ください。
