BMWエマージェンシー・サービス

BMW

2022.04.14

1 BMWエマージェンシー・サービスとは？
2 利用できる対象車（者）
3 主なサービス内容
4 BMWエマージェンシー・サービス（Premium）
5 まとめ

急な故障やタイヤがバーストして走行不能になってしまったりした場合、皆さまはどうされるでしょうか？

任意保険のロードサービス
JAF

等の利用がまず頭に浮かぶかと思います。
ただBMWのユーザーであれば、もっと便利で安心できるサービスがあります。
それが「BMWエマージェンシー・サービス」。
今回は意外と知られていない「BMWエマージェンシー・サービス」について、くわしくお伝えしてまいります。

BMWエマージェンシー・サービスとは？

BMWエマージェンシー・サービスとは、故障やトラブル時に路上での修理からレッカー移動まで、最適なサービスを迅速に提供するBMW独自のロードサービスです。
任意保険のロードサービスやJAFのサービスに類似した部分もありますが、なんといっても便利なのは、全てのサービスが「ワンストップ」で完了すること。
例えばトラブル時に車に備えられたSOSコールボタンを押すと

自動的にコールセンターに接続
位置情報と車両データを自動で送信
必要であればレッカー車が手配され
ドライバーや同乗者はタクシーやレンタカーで移動
車は適切なディーラーに搬入

ここまでがボタン1つ、ワンストップで完了するのです。
これを利用しない手はありません。
それではサービスの内容をくわしく見てまいりましょう。

利用できる対象車（者）

BMWエマージェンシー・サービスはどんなBMW車、どんな方でも対象になるわけではありません。
以下のように対象車（者）が決まっています。

BMW新車保証

3年間の新車保証にはBMWエマージェンシー・サービスが付帯しています。

BMW新車延長保証

新車保証を1年ないし2年延長する新車延長保証にもその延長期間中BMWエマージェンシー・サービスが付帯します。

BMW認定中古車保証

BMWの認定中古車には保証がついており、その保証期間中にはBMWエマージェンシー・サービスが付帯しています。

保証期間は以下の通りです。

BMW Premiun Selection・・・2年間（走行距離無制限）
BMW Approved Car・・・1年間（走行距離無制限）
BMW Used Car・・・半年間（走行5,000km以内）

BMW Premiun Selection延長保証

新車登録後の経過年数が5年未満、かつ走行距離が60,000km未満のBMW車が対象となるBMW Premiun Selectionは、2年間の認定中古車保証に加え、最大2年間の延長保証をつけることが可能です。
その際はBMWエマージェンシー・サービスの付帯期間も最大2年間延長されます。

BMW Cardの会員

BMW VISAまたはBMW Dinersのカード会員の方にはBMWエマージェンシー・サービスが付帯します。
上記の保証期間などが終了した後でも、カード会員であればBMWエマージェンシー・サービスの対象となるわけです。

主なサービス内容

電話でのアドバイス

故障やトラブル時にBMWエマージェンシー・サービスのフリーダイヤルに電話をすると、専任のスタッフが24時間・365日対応し、さまざまなトラブルの応急処置のアドバイスを行ったり、以下のような処置の手配をしてくれます。

※サービス期間終了後でも電話での相談は受け付けています。

ホテル・宿泊施設の利用時の費用負担

修理に時間がかかり自宅などに帰るのが難しい場合、2泊までの宿泊費用を負担してくれます。

公共交通機関やタクシーでのモビリティサービス

旅行の継続又は帰宅のために公共交通機関、タクシー、レンタカーを利用する場合、その費用を負担してくれます。

レッカー・サービス

最寄りのBMW正規ディーラーまでレッカー車で搬送してくれます。
※ディーラーの営業時間外の場合は車両を保管してくれます。

応急作業

バッテリー上がり、バンク処理、キー閉じ込み、ガス欠などの場合、30分以内の路上修理であれば対応してもらえます。
※バッテリー上がり、ガス欠の対応は年1回、またガソリンは10Lまで

修理後の車両の回送

アクシデントが起こってしまった場合は誰でも慌ててしまい、コールセンターに電話をすることができなかったり、コールセンターに電話をしても正確な状況を伝えられないケースがあります。
しかしBMWはそんな時でも安心して任せられる仕組みを複数用意しているので安心です。

BMWコネクテッド・ドライブ

「BMWコネクテッド・ドライブ」装備車はConnected Driveメニューからコールセンターを選択すると、車両情報と現在位置データがエマージェンシー・サービスのコールセンターに自動的に送られます。
それと同時にコールセンターと音声接続されるのですが、あらかじめ車両情報と現在位置が伝わっているため、慌てふためいている中でそれらを伝える必要がありません。
結果としてその後のレッカー車の手配などを迅速かつ的確に行うことができます。

BMWアクシデント（事故）サポート

「BMWアクシデント（事故）サポート」に対応した車両では、低速時の衝突など、エアバッグが展開しない軽い程度の事故を検出すると、iDriveのディスプレイにメッセージが表示されます。
メッセージをクリックするとBMWアクシデント（事故）サポートのコールセンターにつながり、後はBMWコネクテッド・ドライブの時と同様のサービスを受けることができます。
※メッセージはキャンセルすることも可能です。

BMW SOSコール

「BMW SOSコール」とは、車両の衝突や横転を検知した時や、エアバッグが展開するような重度の事故が発生した時に、車両から「自動的に」SOSコールを発信するシステムです。
もちろん24時間体制で、専門のスタッフが応対。
BMWアクシデント（事故）サポートと同様のサービスが受けられるのはもちろんのこと、必要であれば救急や消防などの機関に通報を行ってくれます。
また事故以外の緊急事態にも、手動でSOSコールを作動させることも可能です。