クルマの好みが人それぞれ違うように、クルマの「買い方」も人それぞれに異なります。
例えば支払いの方法一つ取っても、
- 現金なのか、ローンを利用するか
- ローンであれば通常ローンか、据置型ローンか。
- 頭金をどの程度入れるのか、ボーナス払いは併用するのか
など様々ですし、また法人であればリースの利用など、個人・法人でも事情は異なってきます。
そんな千差万別、十人十色の購入方法にお応えするのが「BMWファイナンシャル・サービス」。
BMWの様々な購入方法だけではなく、BMWオリジナルの自動車保険やカードサービスも提供しています。
今回はそんなBMWファイナンシャル・サービスの全貌を、くわしくお伝えしてまいります。
BMWローン・リース
BMWファイナンシャル・サービスでは、2パターンの据置型ローンを含む4種類のローン・プログラムと、2種類のリース・プログラムを用意しています。
BMWバリューローン
BMWバリューローンは定められた範囲内で「自由に据置額を決める」ことができるローン・プログラムです。そのため「毎月の支払額」と「最終回の支払額」を自分の希望するバランスで決めることができ、据置額を増やして毎月の支払額を減らしたり、毎月の支払額や頭金を増やして据置額を減らすなど自由自在。
自分のライフスタイルに合わせた支払いプランを設計することができます。
BMWバリューローンはこんな方に向いている
- 毎月の支払額や頭金など、予算に合わせた支払いプランを自由に組み立てたい方
- 乗り換えのサイクルを特に決めていない方
- とにかく毎月の支払額を抑えたい方
- 逆に毎月の支払額や頭金を増やして最終回の支払いを抑えたい方
- 走行距離やクルマの状態キープといった規定に縛られずに、自由に車に乗りたい方
BMWバリューローンの注意点
BMWバリューローンでは据置額は保証されていません。
そのため走行距離が多かったり、キズやペット・タバコのニオイなどで車の状態が良くない場合、あらかじめ決めた据置額よりも最終回の支払い額が多くなってしまったり、車両を返却しても「差額」を支払う必要があるケースも発生します。
最終回は4つのプランから選択する
最終回の支払いの精算方法には4つのプランがあります。
- 新しいBMWへの乗り換え
- 据置額の再ローン契約(BMWバリューローン・プラス)
- 据置額の一括払い(口座引落)
- 車両の返却
※BMWバリューローン・プラスとは、最終回の支払い分(据置額)を再度分割で支払う「延長ローン」です。
BMWバリューローンとBMWバリューローン・プラスを組み合わせると、最長10年(119回)までの分割払いが可能になります。
BMWフューチャーバリューローン
BMWフューチャーバリューローンは、据置額をBMWが算出するクローズドタイプのローン・プログラムです。
据置額をBMWが保証するため、最終回の支払いまで安心して乗り続けることができます。
BMWフューチャーバリューローンはこんな方に向いている
- 将来の下取り価格や差額精算を気にすることなく、安心して車に乗り続けたい方
- 3〜5年サイクルで車を乗り換えたい方
- 年間の走行距離がほぼ決まっている方
- 車内禁煙、ペットは車に乗せない方
- 車をぶつけたり、キズをつけない自信がある方
BMWフューチャーバリューローンのメリット・注意点
BMWフューチャーバリューローンではBMWが据置額を保証しているため、保証条件を満たしていれば追加の支払いなく車両返却や新しいBMWへの乗換が可能です。
ただし車の状態や走行距離が保証条件を満たしていない場合、据置額保証は対象外となってしまいます。
キズや車内のニオイ、走行距離には注意が必要です。
最終回は4つのプランから選択する
最終回の精算方法はバリューローンと同様、4つのプランから選択するようになっています。
BMWスタンダードローン
BMWスタンダードローンはローン元金を分割して月々均等で支払う基本的ローンプログラムです。最長7年(84回)までの支払期間を選択でき、もちろん頭金の有無、ボーナス加算額の設定も可能です。
BMWアクセサリーローン
BMWアクセサリーローンは、
- BMW純正アクセサリー・パーツ
- 車検・整備・修理
- BMW自動車保険
- 延長保証
などの料金・代金を最長4年(48回)の分割で支払うことができるローン・プログラムです。
※ただし延長保証は車検などとセットが条件
BMWオープンエンド・リース
BMWオープンエンド・リースは残存価格を自身で指定することができるプログラム。
ローン・プログラムでいうとBMWバリューローンに相当します。
最終回では、
- 車両返却
- BMW新車乗換
- 再リース
- 車両買取
の4つのプランから選ぶことが可能です。
※ただし車両返却の際は車両査定価格と残存価格との差分を精算する必要があります。
BMWクローズドエンド・リース
BMWクローズドエンド・リースは、BMWが残存価格を設定するプログラムです。
BMWが残存価格を保証するため、契約終了時は車を返却するだけで残存精算が不要になるというメリットがあります。
ローン・プログラムでいうとBMWフューチャーバリューローンに相当します。
※ただし所定の年間走行距離または損耗の程度を越えた場合は精算が必要となる場合もあります。
BMW自動車保険
BMWファイナンシャル・サービスが提供するBMW自動車保険は、通常の保険サービスに加え、豊富なオリジナルサービスを提供しています。
BMW EXTRA CARE
BMW EXTRA CAREは「車両保険を使わずに」フロント・ガラスやドア・ミラーの損傷を修理できるサービスです。
車両保険を使用しないため、自動車保険の翌年の等級に影響がありません。
- フロント・ガラス補償
走行中の飛び石などでフロント・ガラスが破損した場合を補償します。
サービス補償限度額・・・100,000円
- ドア・ミラー補償
ドア・ミラーの擦り損害・破損の損害を補償します。
サービス補償限度額・・・50,000円(ただし自己負担額5,000円)
認定中古車提供サービス
認定中古車購入から1年以内に全損事故が起きた場合、同等クラスの認定中古車をBMW正規ディーラーから提供するサービスです。
代車優遇サービス
万一の事故の時、代車としてBMW車を優先して手配するサービスです。
新車提供サービス
新車購入から1年以内に全損事故が起きた場合、同一又は同等クラスの新車をBMW正規ディーラーから提供するサービスです。
新車購入後2年目・3年目の場合は、同等クラスの認定中古車を提供します。
BMW Group保険センター
BMW自動車保険の契約者専用のコールセンターです。
レジャー用レンタカー提供サービス
BMW自動車保険の契約者を対象に、BMW Group保険センターを窓口として割安な料金でレンタカーを提供するサービスです。
BMWエマージェンシー・サービス《Premium》
BMWエマージェンシー・サービスの対象者(新車保証、認定中古車保証、BMWカード会員など)がBMW自動車保険に加入した場合、BMWエマージェンシー・サービスが「BMWエマージェンシー・サービス《Premium》」にアップグレードされます。
一例として、帰宅困難時に宿泊できるホテルがプレミアムクラスになったり、公共交通機関利用がグリーン車になります。
BMW SOSコール
BMWコネクテッド・ドライブが装備されている車両の場合、緊急時に自動又はSOSコールボタンを操作することにより、BMW SOSコールセンターに音声接続されます。
自車の位置情報などは自動で送信され、警察、救急手配などを行うことが可能です。
BMWカード
BMWカードの会員になると、レストランや店舗での特別優待割引といった特典の他に、BMWエマージェンシー・サービスが付帯するという大きなメリットがあります。
エマージェンシー・サービスは通常、新車・認定中古車の保証期間中なので、3〜5年で期間が終了してしまいますが、BMWカードに加入することにより、継続的にサービスを利用することができます。
更にBMW自動車保険に加入すれば、先ほどお伝えしたようにサービスがアップグレードするのです。
「My Finance」
My FinanceはBMWオーナーの専用Webサイトです。
My Financeでできること
- 契約情報の確認・・・現在の契約内容が確認できます
- お客様情報の変更・・・住所や電話番号などの変更手続きを行うことができます
- メール通知設定・・・毎月の支払い案内、車検の時期通知などのメール通知設定ができます
- 支払いスケジュールの確認・・・次回の支払いスケジュールと支払額が確認できます
- オンライン・リクエスト・・・早期完済手続き、各種証明書類の請求、契約内容変更手続き依頼が行えます
- 最新のBMW情報閲覧・・・キャンペーンやBMWに関するニュースを閲覧できます
まとめ
BMWファイナンシャル・サービスは購入時だけではなく、自動車保険やカードのサービスを通じて、所有・維持、そして次の乗換までをサポートしてくれる存在です。
BMWユーザーにとってメリットの多いサービスなので、ぜひチェックしてみることをおすすめします。