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BMWでは
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4シリーズ
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8シリーズ
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Z4
という3車種でオープンカーが用意されています。
ただこのうち4シリーズと8シリーズのオープンカーは「カブリオレ」という名称で、Z4は「ロードスター」と呼ばれています。
同じオープンカーなのに、なぜ呼び方が違うのでしょうか?
また他にオープンカーを指す名称として「コンバーチブル」、「スパイダー」といったものもあります。
これらはどのように区別したら良いのでしょうか?
そこで今回はオープンカーの名称による違いを詳しく解説し、またBMWのカブリオレ、ロードスターの魅力についてお伝えしてまいります。
カブリオレとは?コンバーチブルとの違い
オープンカーのうち、クーペボディなど「ベースとなる車」があるものを「カブリオレ」又は「コンバーチブル」と呼んでいます。
そのためBMWの4シリーズクーペと8シリーズクーペをベースとしているオープンカーは「カブリオレ」という名称なのです。
またカブリオレはクローズドボディであるクーペを「ソフトトップ」に仕立てたものであるため、2ドアではあるものの後部座席があるものが多く、居住性、実用性に優れているのが特徴になっています。
では「カブリオレ」と「コンバーチブル」の違いは何かというと、これは主にフランス語・ドイツ語圏か英語圏かという違いです。
「Cabriolet」はフランス語で、元々は屋根を開け閉めすることができる馬車のことを指す名称でした。
ドイツ語では同じ単語が「KCabriolett」となります。
BMWはドイツの車ですから、「カブリオレ」というわけです。
一方「コンバーチブル」は「変換」という意味の「Convert」に「可能」という意味の接尾語「able」がついた英語です。
そのためイギリス車やアメリカ車ではコンバーチブルという名称が使われることが多くなっています。
BMWグループであるMINIは元々が英国車なのでMINI「コンバーチブル」です。
なお英語圏では「ドロップ・ヘッド・クーペ」という古式ゆかしい呼び方もあります。
これは「折りたたみ式の屋根を持つクーペ」という意味で、現在でもロールスロイスではオープンモデル「ファントム」にドロップ・ヘッド・クーペの名称を使用しています。
ロードスターとは?スパイダーとの違い
ベースとなる車が存在するカブリオレやコンバーチブルに対し、専用設計されたボディをもつオープンカーを「ロードスター」又は「スパイダー」と呼んでいます。
ロードスターとスパイダーには明確な違いはありませんが、ドイツ車やイギリス車ではロードスターが用いられることが多く、フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオといったイタリア車ではスパイダーが用いられることが多くなっています。
ロードスターは屋根のない馬車を「Roadster」と呼んでいたことからそう名付けられたと語源がハッキリしているのですが、スパイダーは軽量で速い車をスピードスターと呼んでいた→スピーダー→スパイダーと変化した重心の低いスポーティーなスタイリングがクモのように見えるからたたんだ幌を留める紐がクモの糸のように見えるからと諸説あり、正確なことは分っていません。
またイタリアでは小型のオープンカーに「小さな舟」を意味する「バルケッタ」という名称を用いることもあります。(フィアット・バルケッタなど)
BMWのカブリオレ・ロードスター
4シリーズカブリオレ
4シリーズカブリオレは、巨大なキドニーグリルが目を惹く新型4シリーズクーペをベースに仕立てられたオープンカーです。
最高出力387psを誇る直6ツインパワー・ターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスバージョンの「M440i xDriveカブリオレ」と、比較的リーズナブルに購入できるベースモデルの「420iカブリオレ」、「420iカブリオレMスポーツ」の3グレードから構成されています。
またオープンカーにも究極のパフォーマンスを求める方には「M4カブリオレCompetition」が準備され、オープンボディとは思えない抜群の剛性感で華やかさと走りを両立させています。
8シリーズカブリオレ
「世界一美しいクーペ」といわれたBMW635CSiの流れを汲むラグジュアリークーペ、8シリーズをベースにしたオープンカーが「8シリーズカブリオレ」です。
ラインナップはガソリンエンジンである「840iカブリオレ」「840iカブリオレMスポーツ」「M850i xDriveカブリオレ」の他、ディーゼルエンジンの「840d xDriveカブリオレ」「840d xDriveカブリオレMスポーツ」とバラエティに富んでおり、更には究極のオープンカーである「M8カブリオレCompetition」も準備されています。
Z4
BMW唯一の2シーターオープンスポーツであるZ4。
専用設計のボディを持つロードスターです。初代は大ヒットしたZ3の上級バージョンとして登場。現在の3代目はトヨタのスープラとプラットフォームを共有したことでも話題となりました。
ロングノーズ、ショートデッキのスタイリングは流麗で華があり、2代目で採用されたリトラクタブルハードトップからソフトトップに変更されたことでラゲッジスペースが拡大するなど、実用性の向上も注目ポイントです。
ロードスターの軽快さを楽しむなら2L直4エンジンで鼻先の軽い「Z4 sDrive20i Mスポーツ」を、走りを楽しむなら「アダプティブMスポーツサスペンション」と「Mスポーツディファレンシャル」を装備した「Z4 M40i」をおすすめします。
まとめ
BMWといえば「スポーティーセダン」というわりと硬派なイメージですが、カブリオレやロードスターは華やかな雰囲気を演出します。
もちろんBMWがこだわる「駆けぬける歓び」はそのまま。
皆さんも華麗なるカブリオレやロードスターを一度体験してみてはいかがでしょうか。